2022年11月26日土曜日

シエラの詩人ホアキン・ミラーが住んでいたオークランドの丘

オークランドの丘に、シエラの詩人と呼ばれたホアキン・ミラー(Joaquin Miller)が住んでいた地所がある。レッドウッド公園に隣接し、丘の中腹に位置するその地所は今は、オークランド市が管理する「ホアキン・ミラー・パーク」という公園になっている。

ミラー(1837年9月8日~1913年2月17日)は、カリフォルニアの詩人、ジャーナリストであり、環境運動家でもあった。ジョン・ミュア(John Muir|1838年4月21日 - 1914年12月24日)と同時代を生きた人で、風貌もなんとなく似ている。


「ザ・ハイツ|The Hights」と呼んだこの地所にミラーが住んだのは1886年~1913年のことで、ここに「修道院|The Abbey」と呼ぶ家を建てた。

地所内に75000本の植樹をし、さらには、モーゼ(Moses)、ジョン・フレモント(John Frémont)、ブラウニング夫妻(Robert Browning and Elizabeth Barrett Browning)のためにそれぞれモニュメントをたてた。

モーセのためのピラミッド(Pyramid to Moses)

ブラウニング夫妻(Robert Browning and Elizabeth Barrett Browning)
のためのモニュメント

フレモントのためのモニュメント(John C. Fremont Monument)

そのモニュメントを結ぶルートが、ハイキング・ループになっていて、ある程度の起伏があって、一回りするには40~50分はかかる。途中には、見晴らしの良い場所「ルックアウト・ポイント」や、ミラーが自分のために準備したものの、実際には使われなかった火葬場のある場所も通過する。

The Funeral Pyre

案内板に合った略図では、どこにあるのか見つけずらいところもあった。

ループの一番最後はフレモントのためのモニュメントである。その場所は、フレモントがそこに立って、海峡に落ちる夕陽をみながら、その海峡を「ゴールデン・ゲート」と名付けたとされる場所である。イスタンブールのゴールデン・ホーンにちなんだものといわれる。


この公園には、ウッドミンスター・サマー・ミュージカルズ(Woodminster Summer Musicals)という屋外演劇場もある。


ミラーのことを知ったのは、実はシャスタ山でのことである。シャスタ・シティー内のマウントシャスタ大通り沿いにある見晴台にある地図には、ミラーの詩からの引用がある。

"Lonely as God, and white as a winter moon,
Mount Shasta starts up sudden and solitary
from the heart of the great black forests of Northern California"
                                                                         ―Joaquin Miller
「神のように孤独で、冬の月のように白い、
シャスタ山は北カリフォルニアの深き黒い森の中から
突如として一人寂しく姿を見せる


またマクラウドにあるHoo Hoo Parkの一角には、ミラーの本を模したモニュメントがある。

  



ミラーがこの地所に住んでいた頃、日本からの訪問者があった。世界的に活躍した日本の詩人、野口米次郎(Yone Noguchi)である。この人については、別の機会に...


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