「レッドウッド・ハイウェイの旅」の終着点はクレセント・シティ。
この町は、北にあと20マイルほどでオレゴン州という位置にあって、カリフォルニア州の西海岸で最北の町といえる。
岩の多い海岸の小さな灯台のある場所は、潮の高い日には「島」になるそうで、そんな日には、島まで歩いていくのが制限されるようだ。幸い到着時はちょうど引き潮だった。
この町は1964年に発生したアラスカ大地震(M9.2)のときに、津波の被害をうけたまちということでもわりと知られている。M9.2といえば歴史的にも最大級で、このクラスの地震は世界で100年に数回しか発生しないそうだ。
同じ国内とはいえ、情報網や津波警報のなかった時代においては、震源は遠く離れた場所で、揺れどころか、まったくなんの前触れなしに津波が押し寄せたことになる。
その記憶を忘れないためであろうか、再来に備えるためであろうか、「青い波」の標識や、歴史をつづった情報パネルを何枚も見かけた。
この町にあるレッドウッド国立州立公園の案内所の中庭の隅に、ここが「世界遺産」であることを示す銘板を見つけた。アメリカでは、国立公園のパワーが強すぎて、世界遺産と聞いてもピンとこないことが多い。
ここから近いところ(西部)でいえば、ヨセミテ、イエローストーン、グランドキャニオンも世界遺産に登録されているらしいが、その認識は残念ながらほとんどなかった。
あまり人目に付かない場所にあったその銘板は、登録以来まだ40年そこそこしか経っていないのに、古い遺跡であるかのように風化が進んでいるようにも見えた。

この灯台は、カリフォルニア州の史跡に登録されている。
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