2026年1月17日土曜日

大陸横断鉄道の往年の終着駅 オークランド16番街ステーション(16th Street Station)

 

Oakland 16th Station


ウェストオークランドの一画になかば廃墟となっているアール・デコ(Art Deco)様式の建物がある。かつて大陸横断鉄道の終着駅であった「オークランド16番街ステーション」(オークランド・セントラル・ステーション)である。




この場所・建物が鉄道駅として運営されていたのは、1912年~1971年のことで、この駅舎が2025年の春、歴史的建造物として指定され、その記念行事に、幸いにも参加することができた。



歴史と役割

16th Street Stationは、アメリカ大陸横断鉄道の完成後、オークランドの重要な交通拠点となった。特に第二次世界大戦中は、様々な戦場に向かう兵士たちが出発点とした場所でもあったという。戦後も利用され続けたが、自動車や航空機の普及により鉄道の役割が縮小し、20世紀後半には乗客数が大幅に減少することになる。1971年には、サザン・パシフィック鉄道が駅の運用を停止し、ロマ・プリータ地震(1989年)では、建物に大きな被害を受けた。

現状

16th Street Stationは現在もオークランドの立派なランドマークとして存在している。1990年代から保存と修復の努力が始まり、部分的に修復され、アート展示や結婚式、公共の集まりなどのイベント会場として利用されています。

将来

16th Street Stationの将来については、さらに修復と再利用が進められる予定である。歴史的な建築と豊かな歴史を持つこの駅は、オークランドの文化遺産として今後も重要な役割を果たすことになるだろう。

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2025年12月26日金曜日

馬鈴薯王(Potato King)牛島 謹爾|ジョージ・シマ(George Shima)

"Delta Life"の特集記事の一部


サクラメント・バレー、もう少し限定すれば、サクラメント・デルタには、ウォルナット・グローブやアイルトンなど、いくつか日本人移民の集落や痕跡が残されている。その中で、少し異色の人で、名を残した人がいたことを知った。それはちょうど、1年前のクリスマスのことだった。

訪れたサクラメント川沿いの小さな町アイルトンで、クリスマスの日にも関わらずオープンしていた喫茶店でもらった地域の情報誌「デルタ・ライフ」にその人の特集が掲載されていた。

牛島 謹爾(うしじま きんじ、1864年2月13日[文久4年1月6日] - 1926年[大正15年]3月27日)という人である。

この人は、アメリカに移民し、ストックトンの近くのジャガイモ農場で成功を収めた人である。「馬鈴薯王(ポテト・キング)」と呼ばれ、現地ではジョージ・シマの名で親しまれた。

ジャガイモの銘柄は「シマ・ファンシー(Shima Fancy)」であったが、おそらく今はもうない。サンフランシスコ大地震(1906年)の際には、大量のジャガイモを被災地に寄付したというエピソードも残っている。

1920年代の排日運動のあおりを受けて、経営は立ちいかなくなったが、その農場があった土地は、いまでも「シマ・トラクト」(Shima Tract|トラクトは、土地の区画を表す用語)と呼ばれ、地図にも載っている。

初の日系人百万長者として名をあげたが、晩年は日系人の権利を守るための運動を行った(1908-1925)。

調べていくうちに、この牛島謹爾さんは、私と同郷の福岡県久留米市の出身であることがわかった。

邸宅はバークレーのカレッジ・アベニュー沿いにあったそうだが、たぶんその痕跡はいまはもう残っていない。

また、サンホアキン・デルタ・カレッジには、「シマ」の名前のある建物があり、そこには、牛島謹爾さんについての資料が展示してあるそうだ(未訪問)。

ストックトンの博物館にあったパネルの一部
地元サンホアキン郡の著名人としてブロマイドになっていた

 

【参考】

外国人土地法|Alien Land Act(1920年代)


2025年12月22日月曜日

スノーシュー・トンプソン|Snowshoe Thompson

[西部人物ファイル]

 

[本名]ジョン・アルバート・トンプソン

[生年・没年]1827年~1876年

[出身]ノルウェー

この人については、この旅をするまでは、全く知らなかった。

国道50号線沿いにプラサービルという町があるが、そのメインストリートの入り口にある建物の壁には、その人、スノーシュー・トンプソンの絵が描かれている、雪山をスキーを履いて郵便を運ぶ姿である。

そして、その向かい側には、ポニーエクスプレスの道標の横に、スノーシュー・トンプソンについての小さなメモリアルとプレートが設置されていた。

今回の旅の主な目的は、ポニー・エクスプレスがたどった道を、ネバダ州のカーソンシティまで、辿ることだったので、偶然、写真を撮ったが、その人の名前も功績も知らなかった。

ポニー・エクスプレスとは、1860年~1861年の間、カリフォルニア州サクラメントとミズーリ州セントジョセフの間を、馬で乗り継いで郵便を運ぶ事業である。電信や鉄道の整備で、その役目はいらなくなったものの、その精神は今なお語り継がれている。

シエラネバダ(山脈)を越えて、ジェノアという町についたときに、スノーシュー・トンプソンが、偉大な人であることを知らされた。

この町は、かつてネバダ州がユタ準州だったころは、モルモン・ステーションと呼ばれた。今もそこには、モルモン・ステーションという州立公園があり、その向かいには博物館もある。

その州立公園の案内人によると、スノーシュー・トンプソンは、雪深い冬のシエラを、ネバダ州ジェノアからカリフォルニア州プラサービルまで、往復5日で、郵便を運んだ人である。誰も担い手のなかった任務を買って出たという。

もともとは、ノルウェー人移民で、故郷の村で覚えのある「スキー板」を自前でつくって、当時は、斬新で、画期的な方法で、雪道を移動したのである。それも、20年間(?)も続けた。ちょうどその期間には、ポニーエクスプレスの時代も含まれるが、さすがのポニー(馬)も、冬のシエラは越せない。

ある時、配達途中の山小屋で、病人を見つけた。その際は、薬を調達するために、ジェノアとサクラメントの間を、わずか1週間で往来したという話も残っている。

この人は、「スキーの父」とも呼ばれているそうである。そのトンプソンが、スキーを履いて、長い棒を手にした銅像が、そのモルモンステーション州立公園の一画にあった。

 

なお、彼は、この配達の任務に対して、支払いを受けていない。結果的にボランティアになったそうである。


2025年12月13日土曜日

Paradise Ridge Winery|パラダイス・リッジ・ワイナリー

[訪問先]Paradise Ridge Winery
[場所]Santa Rosa, California

[キーワード]

  • 長澤 鼎(Nagasawa, Kanae)
  • ナガサワ・ワイナリー
  • ファウンテン・グローブ
  • ワカマツ・ティー・ファーム

ソノマ郡のサンタローザの町はずれに、パラダイス・リッジ・ワイナリーがある。そこには、かつてこの地でワイナリーを経営していた日系人、長沢鼎(ながさわ・かなえ)さんの資料が展示してある。

その展示の一部には、長沢さんが所有していた日本刀もあるが、2019年の山火事で、焼けた状態での展示であった。

長沢鼎さんは、もともと薩摩藩士で、英国へ留学した後、アメリカにわたって、ここサンタローザのファウンテングローブで、ワイナリーの経営をするに至った人である。

今回は、ナパバレーでソムリエをされている方と、サンフランシスコの日本刀の専門家の方と一緒の訪問であった。焼けた刀身を復元するかどうかの、おそらく最初の会合になったと思う。

ワイナリーのオーナーと面会の後は、直々に敷地内の案内をしてもらった。

すると、なんと、ここには、若松コロニーで栽培されたものとされる茶の木が栽培されていた。育ちは正直言ってあまりよくなかったが、個人的には、歴史的な出会いに感動した。季節外れだとは思うが、白い花がいくつか咲いていた。

「ワカマツ・ティー・ファーム」と名付けられたその一画には、鳥居のようなものが設置されていて、加えて、若松コロニーについての小さな案内板が展示してあった。

ナパのどこかで、若松コロニーの「茶の木」から収穫した茶葉から、茶を販売している人がいることは、聞いていた。それとは違うものの、まさか、ここでその茶の木に出会えるとは思わなかった。

目下、敷地内にティー・ガーデンの建設が予定されていて、その予定地も見せてくれた。

そのあと、訪問者3人で、ピクニックを楽しんだ後、解散。

私は、その後、近くにある「ナガサワ・コミュニティー・パーク」とソノマ郡博物館を訪れた。

せっかくここまで来たので、もう少しいろいろ見たいと思ったが、急に車の調子が悪くなりだしたので、それ以上は、どこも見れなかった。

今では、もう誰も語る人のいなくなった長沢鼎さんであるが、地元の人たちの記憶の中には、確かに残っていると思った。

パラダイス・リッジ・ワイナリー遠景

テースティング・ルーム玄関口にあった案内板

 

ナガサワ・ワイナリーに関する展示物

      
ティー・ファームのほかにも、ワイナリー敷地内には、
いろいろな風景がある

  
ナガサワ・コミュニティー・パーク

 

ソノマ郡博物館の展示物より

グリーティング・カード用の写真

 グリーティング・カード用に写真を選んでみました。




① シャスタ山

② シャスタ山

③ シャスタ山

④ シャスタ、バニーフラット


⑤ シャスタ山

⑥ シャスタ山

⑦ シャスタ山とシャスタレイク

⑧ シャスタ山

⑨ シャスタ山

⑩ シャスタ山

⑪ シャスタ山

⑫ マクラウド

⑬ シャスタ山、バニーフラット

⑭ シャスタ山、パンサーメドウ

⑮ シャスタ山、パンサーメドウ

⑯ シャスタ山、オールドスキーボウルから

⑰ シャスタ山、オールドスキーボウルから

⑱ シャスタ山、オールドスキーボウルから

⑲ ヨセミテ、ブライダルベイルの滝

⑳ ヨセミテ、マーセド川

㉑ ゴールデンゲートブリッジ

㉒ 薄明光線

㉓ ポイントレイズの灯台

㉔ ポイントレイズの灯台

㉕ マリン・ヘッドランド

㉖ 昼下がりのゴールデンゲートブリッジ

㉗ 黄昏のゴールデンゲートブリッジ

㉘ ポイントレイズの海岸線

㉙ 霧のゴールデンゲートブリッジ

㉚ カリフォルニア・ポピー・リザーブ



㉛ カリフォルニア・ポピー・リザーブ