デイビスという町にあるセントラルパークを歩いていた時、マハトマ・ガンジーの像があるのが目にとまった。それは、台座の上で、杖を片手に歩いている姿だった。市によって、2016年に設置されたものであるとのこと。
はじめて、この像を見た時から、「なぜこの町にガンジー像が」という疑問もあったが、その疑問は未解決のままたった。碑文によると、この町のインディアン・アメリカン協会とインド政府が寄贈主になっている。このあたりには、インド系の人々がおおいのだろうとぐらい考えていた。
デイビスは、サンフランシスコとサクラメントの間の80号線が通る、UCデービスのある学園都市で、セントラルバレーにおける農業研究の中心地ともいえる。
ガンジー(1869年10月2日~1948年1月30日[暗殺])は、インドの宗教家であり政治指導者で、「非暴力・不服従」を提唱して、世界的な人権運動に貢献し、「インド独立の父」とも言われている。
そのガンジー像が、去年(2021年)の1月に何者かによって破壊されたことを知った。
一昨年の夏くらいだったか、これまで英雄視されてきた人たちの銅像が世界中で公共物破壊(vandalism)の対象とされた時期があった。
たいがいは、その人物が活躍した時代やこれまでの間に考えられてきたことが、時代の流れと価値観の変化にともなって、「実は、こんな悪いこともした人だった」とか、「〇〇主義者」だったとか、新しい烙印を押されてのことだったように受け止めている。
この事件もその流れなのかはわからない。ともかく、平和・非暴力(アヒンサー)の象徴であるとされるこの人物の像を、非平和的・暴力的に破壊する人の気が知れないものだ。
破壊された年の夏、市は新しい銅像の設置を決めたそうだが、その後、どうなったかは定かではない。
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