2023年3月11日土曜日

フラット・タイヤ|flat tire

ある朝のこと、出かけようとすると、車のタイヤの一つ(後輪右側)がパンクして、完全に空気が抜けているのに気付いた。パンクのことをこちらではフラット・タイヤという。

すぐになんとかしないとと、それでも、スペア・タイヤには替えたくないなと、近くにあるオート・パーツの店まで早足ででかけて、応急処置用のインフレータを買ってきた。

最近の日本の車はスペアタイヤを積んでなくて、代わりにこのインフレータが装備してあると、どこかで聞いたことがあるのを思い出したからだ。

YouTubeで使い方を確認したり、説明書を読んだりしたうえで、使ってみたところ、途中までは空気は入った。でも、それ以上には膨らんでいる様子がない。それでも、ゆっくりとなら運転できる状態になったので、近くのガソリンスタンドまで行って、空気を通常の圧力まで入れて、なんとか走れる状態になった。そこで、今日の第一の目的地まで出かけて様子を見ることにした。

空気の抜けはなかったが、原因が気になったので、タイヤ専門の修理工場に持って行って、ちゃんと修理してもらうことにした。すると、問題のタイヤはかなり傷んでいることがわかった。予算のことを話すと、中古で質のいいものがあるというので、それに付け替えてもらうことにした。

前輪にはわりと質のいいものが付いていて、まだ当分大丈夫であるのに対して、後輪は右と左で違うものがついていたと指摘された。パンクしていない方は、まだ大丈夫とのこと。

すると、忘れかけていた記憶が蘇ってきた。

前輪は、たしか、何年か前の冬、マウント・シャスタで交換した。走行中にハンドルにブレが出始めたので、「家に帰る」のを待つよりは、思い切って現地で交換した。修理工場が週末の休日で閉まる直前にやってもらったのをよく覚えている。

もう一つは、イースタン・シエラに紅葉を見に出かけた帰り、後輪の片方が真っ暗な夜の国道でパンクしたこと。この時は、携帯電話のシグナルがはいったことが奇跡なくらい、近くに何もない場所での出来事だった。さすがにトリプル・エイ(AAA|米自動車協会)のロード・サービスを呼んで、近くの町まで運んでもらって、翌朝、修理をしてもらった。

今回のパンクは、その残りの一つのようだ。

この冬は、例年になく雨が多く、一般道路、高速道路を問わず、かなり傷み始めていて、孔があいている。それにパンクする前の日の夕方には、道路が一時的に川になるくらいの大雨に出会っったりして、何を踏んだかもわからないくらいだった。

考えて見れば、朝、空気が完全に抜けていたのは幸運だった。これが、渋滞中のハイウェイで起こっていたならと考えるとゾッとする。

無事に修理も終えて、すがすがしい気持ちで帰った後、午後からは、後回しにしていたスモッグ・テスト(Smog test|排ガス検査)を受けに行った。これを受けて合格しないと、運転できない簡易の車検のようなもので、比較的新しい車だと2年に1回、私の乗っている古い車だと毎年受けることになっている。

スモッグテスト専門の場所があるので、そこに持って行って、DMV(車両管理局)からの書類を見せれば、何の説明もいらずに作業をしてくれる。

待つこと10分弱、乗り付けた場所から、車をドックに移動することもなく、チェックが終わったらしく、「合格」をもらった。早さと簡単さには、ちょっと面食らってしまうくらいだった。

そういえば、カリフォルニアでは、数年後には、電気自動車しか販売できなくなるので、この人たちの仕事も、だんだんと減っていくのかなと思った。

でも、タイヤの方は、パンクしないタイヤが主流になるか、タイヤ自体のコンセプトがかわるかしない限りは、安泰のような気もした。

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