2024年8月13日火曜日

イースタンシエラ紀行❹ ビショップ(Bishop, California)

出迎えてくれたのは消防車

宿泊先に夕方予定通りに着くと、ちょうど泊まる部屋の前に消防車が2台停まっていた。町中でよくかける赤い消防車ではなく、山火事に派遣される緑色系のものだった。


道中も煙が見えたりしていたので、とくべつ驚きはしなかったが、この2台を含めて町中には他にも何台もの消防車と、隊員たちの姿があった。その姿には、緊張感とあわただしさが見えた。

消防隊員というと、どうしても大男たちを連想してしまうが、ここに待機していた隊員たちは、いくぶん小柄な人たちだった。

いつでも発進できるようにか、エンジンはずっとかけっぱなしだった。時々、隊員のリーダーとみられる人のところに無線の連絡が入る。

結局は、一晩中、待機状態が続いて、エンジン音を聞くことになった。よい加減のホワイトノイズである。次の日の朝になると、宿の前からはいつのまにか消防車の影は消えていた。

テキサス・バーベキューの店のシンボル「ローン・スター」

テキサス・バーベキューの店のシンボルは「ローン・スター」(Lone Star)だった。「ローン・スター」というのは、テキサス州のニックネームである。



テキサスからは相当離れてはいるが、395号線のこのまちビショップから南は、背景に迫りくる山の雰囲気や、岩の多い地形など、西部劇の香りがする。実際、ビショップから南に数十マイルのところにあるローン・ツリーというまち(今回はスキップ)の近くの「アラバマ・ヒル」という場所は、西部劇をはじめ、宇宙物の映画の撮影場所だった。そこで、このローン・ツリーという町には、映画博物館があり、まいとし映画祭も開かれている(たぶん今も)。

ビショップと紅葉

さて、ビショップというまちやその周辺がお気に入りの場所になったのは、約十年前、秋も終わるころラスベガスに行く途中に立ち寄ったのが、その始まりである。

10月も終わろうとしている頃は、ビショップ市内にたくさん植わっているイチョウ(銀杏)の木が黄色に色づき、町全体の空気が黄色にそまったような感覚がした。

あらかじめ手に入れていたのか、その時にビジターセンターでもらったのかは、よく覚えていないが、「紅葉マップ」というのがあって、このビショップからも、山の方に登っていくと、アスペンやコットンウッド(どちらもポプラ属の木)の黄色やオレンジや赤がみれることが判った。

ただし、残念ながら紅葉前線みたいなものがあって、その時にはもうその前線は通過した後だった。見ごろのころにまた来ようと決心した。

今回の旅では、季節は初夏なので、紅葉とは程遠いが、それなしでも山と湖の景色はすばらしい。










紅葉の季節には、湖沿いがオレンジ色に染まる。

幾度か訪れたまちではあるが、行きそびれた場所がいくつかあるので、また出かけたい場所でもある。

レッドウッド・ハイウェイ⑥ クレセント・シティの灯台|Redwood Highway - Crescent City Lighthouse


「レッドウッド・ハイウェイの旅」の終着点はクレセント・シティ。

この町は、北にあと20マイルほどでオレゴン州という位置にあって、カリフォルニア州の西海岸で最北の町といえる。

岩の多い海岸の小さな灯台のある場所は、潮の高い日には「島」になるそうで、そんな日には、島まで歩いていくのが制限されるようだ。幸い到着時はちょうど引き潮だった。

この町は1964年に発生したアラスカ大地震(M9.2)のときに、津波の被害をうけたまちということでもわりと知られている。M9.2といえば歴史的にも最大級で、このクラスの地震は世界で100年に数回しか発生しないそうだ。

同じ国内とはいえ、情報網や津波警報のなかった時代においては、震源は遠く離れた場所で、揺れどころか、まったくなんの前触れなしに津波が押し寄せたことになる。

その記憶を忘れないためであろうか、再来に備えるためであろうか、「青い波」の標識や、歴史をつづった情報パネルを何枚も見かけた。

この町にあるレッドウッド国立州立公園の案内所の中庭の隅に、ここが「世界遺産」であることを示す銘板を見つけた。アメリカでは、国立公園のパワーが強すぎて、世界遺産と聞いてもピンとこないことが多い。

ここから近いところ(西部)でいえば、ヨセミテ、イエローストーン、グランドキャニオンも世界遺産に登録されているらしいが、その認識は残念ながらほとんどなかった。

あまり人目に付かない場所にあったその銘板は、登録以来まだ40年そこそこしか経っていないのに、古い遺跡であるかのように風化が進んでいるようにも見えた。

 

 

 

この灯台は、カリフォルニア州の史跡に登録されている。

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2024年8月11日日曜日

イースタンシエラ紀行❻ ビショップのパン屋さん|A Famous Bakery in Bishop, California

早朝の時間を山の奥の方にある湖で過ごした後で、チェックアウト前に少し遅めの朝食をと、知っているつもりで店に入ると、そこには、思いがけずたくさんの人たちと、ある種のにぎわいがあった。ダイナーではなく、そこはベイカリーだったのだ。

それほど広いとは言えない店内には、焼きたてとみられるパンが所狭しと並べられている。パンを売っているセクションをはじめ、デリーセクション、お菓子類、お土産品など、いろいろな場所で、それぞれの列ができている。

町中にはそれほど多くの人の姿はないのに、注文を待っている間も、外のテーブルで食べている間も、駐車場には、どんどん車が来て、たくさんの人たちがつぎつぎに集まってくる。

外観・目印

店内の様子

隣接している店


おそらく同じオーナーの酒屋さん(準備中)


多分同じオーナーのスムージー屋さん




後で気がついたことだが、マンモスレイクスにも似たような名前のベーカリーがあって、一度入ったことがある。なかなか、そこも賑わっていた。

おそらく、兄弟か親戚がやっているものだろう。

(写真が見つからない)

2024年8月6日火曜日

レッドウッド・ハイウェイ⑤ クラマス川を見下ろす場所|Redwood Highway - Klamath River Overlook

Redwood Highway|レッドウッド・ハイウェイ⑤ - Klamath River Overlook|クラマス川を見下ろす場所

レッドウッド国立州立公園は、
❏ レッドウッド国立公園(Redwood National Park)と、
❏ 三つの州立公園:
 ❏ プレーリー・クリーク州立公園(Prairie Creek State Park
 ❏ デル・ノルテ・コースト州立公園(Del Norte Coast State Park
 ❏ ジェデダイア・スミス州立公園(Jedediah Smith State Park
から成り立っていて、全体として南北に数十マイルと長い

入園料金はいらない

その中ほどには、クラマス川の河口がある。
クラマス川はオレゴン州の
おそらくクレーター・レイクの東側を源流とし、
クラマス・フォールズという町を通り、
州境を越えてカリフォルニアに入り
シャスタ山の北の方を西に流れ
いったん南下してから北上し、ここに注ぐ

レッドウッド・ハイウェイから
「見晴台(Overlook)」の標識に
思わずハンドルを切り
不安になるほど細い山道を登っていくと
そこには海と海岸線と河口の景色が広がっていた
それほど広くない駐車場に数台の車が停まっていて
ピクニックを楽しむ人たちや
そこからハイキングをする人たちの姿があった





イースタンシエラ紀行❷ ブリッジポート(Bridgeport, California)

ソノラ峠を降りて395号線と交わるあたりは、草原というか、湿原というかわからないが、緑が広がっている。

このあたりはステップ気候に属するらしい。ステップは、砂漠とサバナの中間にある乾燥した草原のことらしい。

合流点から南に十数マイルほどで、モノ郡の郡庁所在地ブリッジポートに着いた。郡の中心とはいえ人口数百人の小さな町である。人口でいうとモノ郡ではマンモスレイクスが一番である。

395号線がそのままメイン・ストリートで、数ブロックの道の両脇にガソリンスタンドやモーテル、レストランなどが並んでいるほか、コートハウス(裁判所)や博物館などがある。

メインストリートから一本入ったところにある歴史博物館に入ろうとして、見上げた空に異様な雲。まだ新しい山火事からの煙だった。夏から秋にかけてのロードトリップでは、山火事に遭遇することはよくある。

博物館の中には、思っていたよりもたくさんの展示物があった。この付近が鉱山で栄えたころの生活をしのばせるような道具や小物、衣服など、いろいろなものが所せましと並んでいた。この先に訪れるゴーストタウン「ボディ」についての情報も少し仕入れることができた。


Mono County Museum

”So Long Folks Come Again”
(さよなら、また来てね)